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日本IBM、メインフレームとストレージを高速に接続する新インターフェイス「IBM zHyperLink」を発表

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は26日、IBM Zメインフレームとストレージを高速で接続する新しいインターフェイス「IBM zHyperLink」を、9月から提供開始すると発表した。

 IBM zHyperLinkは、メインフレームとストレージに搭載された新設計の専用アダプター間を光ファイバーケーブルで接続することにより、現行のファイバーコネクションでIBM z13と接続した場合と比較して、データアクセスのパフォーマンスを10倍に向上、アプリケーションの応答時間を半分に短縮した。

 IBM zHyperLinkは現在、最新のメインフレーム製品IBM z14と、最新のオールフラッシュストレージ製品「IBM DS8886F」との組み合わせで利用可能となっている。

 IBMでは、メインフレームで日常的に処理されている業務トランザクションデータを用いて機械学習を始めとした高度な分析をメインフレーム上で行うことはビジネス成長へとつながる知見を引き出すために有効だが、大量なデータを安全かつ迅速に分析するためにはメインフレームの性能だけでなく、そのデータを格納するストレージにも高速なトランザクションが求められていると説明。IBM zHyperLinkでメインフレームとの間のデータ移動をさらに高速化することにより、IBM Zが提供する機械学習の活用による新たな価値創造を、ストレージの側面から支援していくとしている。