ニュース

エレコム、法人向けNASを一元管理できる無償のクラウド型管理サービス「NASみる」

 エレコム株式会社は、NAS製品「NSBシリーズ」を集中管理できるクラウド型管理サービス「NASみる」を、6月下旬より提供開始すると発表した。同シリーズを利用しているユーザーは無償で利用できる。

 「NASみる」は、エレコム製NAS製品「NSBシリーズ」のユーザー向けに提供される管理サービス。これを利用すると、Webブラウザを用いて、各地に配置されているNASをクラウドから一元管理できるという。

 各地のNAS製品の稼働情報などNASに関連する情報は、インターネット経由で「NASみるデータセンター」に自動送信され、集約されたデータはクラウド側で処理される仕組み。登録製品の情報を表示する「NAS製品情報」、CPU/ファン/ディスクボリューム/内蔵ディスク情報といったシステム情報をはじめ、外付けストレージやUPSといった機器の情報も取得できる「ステータス情報」、CPU/メモリの負荷率やHDDの使用率、ネットワークのパケット状況などを表示する「統計情報」、といった機能が提供される。

 また、システムの情報、バックアップ状況、RAID構成の情報、ハードウェアの状況などを時系列で提供するとともに、エラーや警告といった異常検知情報をカラーで表示して管理者へ注意喚起する「通知イベントログ」、通知イベントログに記録された異常検知情報をメールにて通知する「メール通知サービス」の両機能も備えた。今後は、各NASの稼働状況を毎月定期配信する「定期レポート通知」なども予定している。

 加えて、トラブルが発生した場合の対応方法を案内する「トラブル対処ガイダンス」も用意されているとのことだ。

 なお、「NASみる」を利用するためには対応NASのファームウェアアップデートが必要となり、対応ファームウェアが順次提供される。