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F5、マルチクラウド環境に対応したアプリケーションサービス展開を支援する7つのソリューション/製品を提供開始
2017年6月12日 13:32
F5ネットワークスジャパン合同会社(以下、F5)は12日、マルチクラウド環境に対応したアプリケーションサービス展開を支援する7つのソリューション/製品の提供を開始した。
新たなクラウドソリューションとしては、F5 BIG-IP仮想アプライアンス(BIG-IP V)がGoogle Cloud Platform(GCP)に対応。これにより、現在多くの企業が活用しているメジャーなパブリッククラウドで、F5のアプリケーションサービスを利用することができるようになった。BIG-IP VEのイメージは、GoogleのマーケットプレイスであるGoogle Cloud LauncherからBYOL(Bring Your Own License)モデルで入手可能で、すでに「Good」「Better」「Best」の3種類のバージョンが用意されている。
また、パブリッククラウドへのF5アプリケーションサービスの実装を、よりシンプルに行えるようにするソリューション特化型のテンプレートとして、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、GCPに対応したクラウドテンプレートも提供。一般的なパブリッククラウドの運用上のユースケースを簡素化・自動化することができ、OpenStackで構成されたプライベートクラウド環境にも対応しており、GitHubから利用できる。
事前設定により、マーケットプレイスから簡単に素早くF5のセキュリティサービスを実装できる製品としては、WAFやOffice 365認証連携といった機能が事前設定された仮想アプライアンス(BIG-IP VE)が、Azure Marketplaceから利用可能となった。これにより、F5のユーザーはこれまで活用してきた信頼性の高いF5のアプリケーションサービスをクラウドでも活用しやすくなる。
クラウド移行をより迅速かつ安心して推進できる新たなプライベートクラウドソリューションとしては、OpenStackターンキーパッケージを提供。実績のある一連のF5ソリューションを、プライベートクラウドでも迅速かつ確実に動かせるようにするもので、これによりOpenStackで構成されたプライベートクラウド環境の簡素化と自動化が可能になる。
新たなクラウド環境へのアプリケーションサービスを可能にする製品としては、コンテナ環境でアプリケーションの開発やテスト、スケーリングを柔軟に行える軽量なアプリケーションサービスプロキシを提供。また、コンテナ上で稼働するアプリケーションに対するアプリケーションサービスの実装を容易にするとともに、KubernetesやMesos/Marathonなどが提供するシステム管理/オーケストレーション機能と連携するコンテナコネクタや、パブリッククラウド上に実装されたF5サービスのインスタンスを自動的に見つけ出し、企業のデータセンターやホスティング環境とパブリッククラウドを安全に接続するアプリケーションコネクタを提供する。