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JSOL、Concurの経費精算データとSAP ERPを自動連携させる「J-Model ConcurLink」

 株式会社JSOLは1日、コンカーが提供する経費精算サービス「Concur Expense」の経費精算データを、SAP ERPシステムへ自動連携する「J-Model ConcurLink」を発表した。同日より提供を開始する。

 J-Model ConcurLinkは、Cocnurの経費精算データをSAP ERPシステムへ直接連携できるようにするモジュール。両者を連携させるためには、従来、個別にデータ連携のための中間サーバーを構築したり、伝票転記のための仕組みを用意したりする必要があったが、同製品では、経費精算データファイルを中間サーバーを介さずに直接SAPサーバーへFTP連携し、SAPのERPシステムに自動で会計伝票転記を行っている。

 また、処理プログラムに加え、結果確認やエラーリカバリ対応が可能な管理画面、変換パラメータがセットになっており、SAP S/4HANAやSAP ERPに組み込むことですぐに利用可能。Concurの経費項目とSAPの伝票項目とのマッピングをマスターで管理しているため、仕訳パターンの変更にも柔軟に対応できるという。

 さらに、転記エラー発生時に、エラー部分を直接修正して再転記することが可能。ファイルの再取り込みを行う必要がないため、伝票の重複転記を防止できるとした。

 なお、J-Model ConcurLinkは今後も、連携機能の拡充を予定しているとのこと。