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JBサービスと沖縄クロス・ヘッドが協業、データセンターサービスのセキュリティを強化

 JBサービス株式会社と沖縄クロス・ヘッド株式会社は、沖縄県の国際情報通信基盤を活用したデータセンターサービスに、JBグループのサイバーセキュリティ対策サービス「OPTi Secure」を取り入れ、国内およびアジア地域に対して、6月よりサービス提供を開始する。

 沖縄県では、沖縄を起点に首都圏とアジア(香港、シンガポール)間を海底光ケーブルで結ぶ通信ネットワーク(以下、沖縄国際情報通信基盤)を整備しているが、沖縄クロス・ヘッドでは、この基盤を活用した「次世代IoTセンター」を昨年10月に開設。遠隔からデータセンターに設置した機器の状態確認や電源操作が可能な「OCH POWER」サービスのベータ版を4月より提供している。

 今回は、ユーザーからのセキュリティニーズに応え、OCH POWERのセキュリティ機能を強化するため、セキュリティ運用サービスを全国で展開しているJBサービスと協業。JBサービスのセキュリティサービス「OPTi Secure」のうち次世代ファイアウォールサービスを、OCH POWERのオプションとして提供するという。

 このオプションサービスは、アプリケーションコントロールやサンドボックスなどの機能を備え、利用者のセキュリティポリシーやニーズに応じて、サービスレベルを選択可能。JBサービスの運用センターSMACが24時間365日体制で稼働監視から障害回復支援までを対応する。さらには、セキュリティログの監視や未知のマルウェアの分析なども行うとした。

 なお沖縄クロス・ヘッドは今後、OCH POWERのセキュリティオプションとしてOPTi Secureの他サービスメニューを取り入れ、クラウド環境におけるセキュリティの充実を図る考えだ。