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グレープシティ、ガントチャートなどを追加したアプリ開発用コンポーネント集の新版

 グレープシティ株式会社は17日、業務アプリケーション開発に便利なコンポーネントを収録したスイート製品「ComponentOne Studio」において、新版「同 2017J v1」を提供開始したと発表した。

 ComponentOne Studioは、アプリケーションを開発に利用可能な、さまざまなコンポーネントを多数収録したスイート製品。Windowsフォーム、ASP.NET Web Forms、ASP.NET MVC、WPF、UWP、Silverlightといったプラットフォーム向けに提供されており、各プラットフォームに対し、データグリッドやチャート、帳票、コンテナ、ナビゲーションといったUI部品が用意されている。

 今回の新版では、WPFアプリ開発用エディションにおいて、ガントチャートコントロール「GanttView(ガントビュー)」が追加された。これは、プロジェクトを効率的にスケジュール、実行、完了するためのプロジェクト管理コントロールで、プロジェクトに関するさまざまなタスク/アクティビティの制御や、各タスク/アクティビティの開始と終了、割り当てられた時間の追跡、重複するタスク/アクティビティの制御などが可能。プロジェクト管理ツールに必要とされる、作業計画の視覚化を実現するという。

 さらに、ASP.NET MVC開発用エディションでは、1レコード複数行表示を可能にするグリッドコントロール「MultiRow(マルチロウ)」が追加された。このコンポーネントを利用すると、フィールド数の多い業務アプリケーションにおいて、関連のある項目をまとめて縦並びにできるため、横方向へのスクロールを減らし、効率の良い見やすい画面を設計可能としている。

 あわせて、対応環境に最新のVisual Studio 2017、.NET Framework 4.7が追加されたほか、ASP.NET MVC開発用エディションでは、フル機能のASP.NETだけでなく、オープンソースとなったプラットフォーム「ASP.NET Core」もサポート。Visual Studio Codeなどのエディタでコーディングを行い、Linuxサーバーで動作するASP.NETプラットフォームのWebアプリケーション開発で利用することも可能になっている。

 製品は、1年間のサブスクリプションライセンスで提供されており、初回費用は、最上位エディション「ComponentOne Studio Enterprise」が1ユーザーあたり16万2000円(税込)。2年目以降は年間6万4800円(税込)となる。