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富士通、顧客企業の新たな事業やサービス創出に向けた共創のためのサービスプログラムを拡充

 富士通株式会社は11日、IoTやAIなどのデジタルテクノロジーの活用によりビジネス変革を加速し、顧客企業の新たな事業やサービスの創出に向けた、共創のためのサービスプログラムを拡充すると発表した。

 富士通では、顧客企業との共創のためのサービスプログラムを体系化し、共創活動に取り組んできた実践経験を踏まえ、最新事例や技術動向をグローバルに把握するためのリサーチプログラムや、事業化につながるアイデアの具体化を支援するプログラムを追加する。

共創のためのサービス体系

 リサーチプログラムについては、日々進化するIoTやAIなどのデジタルビジネスの情報を、グローバルにおける現地視察や調査、実践者との議論を通じて、最新の事例や技術動向の把握を支援するプログラムを、共創のフェーズにおける「情報収集・問題発見」フェーズに追加する。これにより、顧客企業がデジタルビジネスに対応するためのさまざまな情報を幅広く効率的に収集でき、自社の課題に照らし合わせ、新たな発見や解決策を見出すとともに、アイデア創出フェーズでの質向上を図れるようにする。

リサーチプログラム概要

 また、アイデア創出フェーズについては、事業化につながるアイデアをより創出しやすくするために、アイデアをすぐに形にして見せるプロトタイプ開発とアイデアの検証の支援を強化する。プロトタイプを通じたアイデアの検証を高速に繰り返すことで、アイデアの事業化を効率よく進められる。

 さらに、2016年に東京都大田区に開設した共創実践の場「FUJITSU Knowledge Integration Base PLY(プライ)」に続き、4月17日には福岡県福岡市に「Qube(キューブ)」を新たに開設。アイデア創出ワークショップやモックアップ作成など、それぞれの強みを活かし、連携することでシナジー効果を生み出す共通キーワード「Connected with FUJITSU Knowledge Integration Base PLY」の下、イノベーション創発に向けて共創を実践していくとしている。また、2018年3月には「PLY」の大阪拠点も開設の予定。

共創実践の場の一覧