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NEC、企業のカスタマーエクスペリエンスデータ活用を推進するソリューション

 日本電気株式会社(NEC)は9日、企業とその顧客との“絆”を強化するソリューションを「NEC Customer Experience Solutions」として体系化したと発表した。第1弾として「CXコンサルティングサービス」を、同日より販売開始している。

 「NEC Customer Experience Solutions」は、自社のAI技術群「NEC the WISE」やIoTなどを活用し、カスタマーエクスペリエンス(Customer Experience:顧客経験価値、以下CX)の理解を通じて、企業とその顧客の“絆”の強化を支援するソリューション。

 500社を超えるオムニチャネルや顧客情報基盤などのSI実績・ノウハウをもとに、CXデータの収集からその処理・分析・活用までを体系化し、ユーザー企業のビジネス環境・ニーズにあわせてカスタマイズしたソリューションを提案するという。また提供にあたっては、セールスフォース・ドットコム、日本オラクル、ウフルなどのパートナー企業と連携するとのこと。

 今回はこの第1弾として、ユーザー企業のCXデータの収集・処理・分析・活用における成熟度を見極め、CXデータの活用度に応じた導入支援を行うCXコンサルティングサービスを新たに提供する。

 ラインアップとしては、CX全般のアセスメントを行う「アセスメントサービス」、CXデータ活用のコンセプト、ロードマップの策定支援を実施する「コンセプトプランニングサービス」、ウフルと連携し、デジタルマーケティングを起点とした検証サービスを提供する「Digital Marketing PoC-KiT」、AI活用や顧客分析シナリオなど、CXトータルでの仮説検証支援する「仮説検証サービス」を用意した。

 なおNECでは、CXコンサルティングサービスを含めたNEC Customer Experience Solutionsを、ビジネスモデルの劇的な変化がみられる業種、特に製造業、金融業、流通・サービス業などの中心に提案する考えで、4月1日に新設した「AI・アナリティクス事業開発本部」を中核とし、関連要員約300人体制で推進するとしている。