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クラウド請求管理サービス「Misoca」が基本有料化、販売が弥生に移管され新料金プランに

 弥生株式会社は1日、昨年買収した株式会社Misocaが提供しているクラウド請求管理サービス「Misoca」の契約・販売・サポート業務を弥生に移管し、あわせて料金について、基本有料とするなどの見直しを行うことを発表した。

 新たな料金プランでは、月15通までの「プラン15」(月額800円または年額8000円)、月100通までの「プラン100」(月額3000円または年額3万円)、月1000通までの「プラン1000」(月額1万円または年額10万円)が新たに提供される(料金はいずれも税別)。有料プランでは、超過分の請求書を1通70円で作成できる。また、作成した請求書の郵送は1通160円、見積書のFAXは1通60円で利用可能。このほか、新たに電話、メール、チャット、画面共有などによるユーザーサポートを開始する。

 無料プランも提供されるが、請求書作成数が月5通までとなり、作成した請求書の郵送や見積書のFAXのサービスが利用できない。取引先登録、見積書・納品書の作成、メール送信は無制限に利用可能。

 Misocaは、見積書・納品書・請求書の作成・発行などが行えるクラウドサービス。フリーランスや中小企業を中心に20万以上の事業者が登録していたという。従来は、請求書・見積書・納品書の作成とメール送信などのサービスを基本料金無料で提供しており、1通180円で請求書の郵送が可能だった。

 既存ユーザー向けには、6月1日から8月31日までが移行期間に設定されており、それを過ぎると旧プランでの利用ができなくなる。「弥生ID」を用いる新プランへの移行に際しては、ウェブのログイン画面に案内が表示され、ここから申し込むことで、既存データの引き継ぎが可能になる。また、iOSアプリからは既存データの移行ができない。

 また、有料サービスの提供に合わせ、2カ月間の無料体験期間後の12カ月間の基本料金を半額で提供するキャンペーンを年額契約者向けに提供する。