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SCSK、商品情報の配信を効率化する製造業向けPIMシステム「Pro-V」を提供開始

 SCSK株式会社は、大日本印刷株式会社(以下、DNP)とソリューションパートナー契約を締結し、製造業向けの商品情報管理(PIM:Product Information Management)プラットフォームシステム「Pro-V」の販売を4月から提供開始した。価格は個別見積もり。

 Pro-Vは、社内に散在するさまざまな商品情報の収集から管理、配信に至るプロセスを一元管理し、マーケティングや販売物などに合わせ、効率的に活用することができるPIMシステム。デンマークのStibo Systemsが開発したPIMシステム「STEP」をDNPがローカライズし、Pro-Vとして販売している。

 商品情報を管理するために必要な機能がワンパッケージ化されており、商品情報の収集から管理・配信までの一連のプロセスをすべて行える。

 会社独自の管理方法に合わせてカスタマイズすることが可能で、同一商品をメディア・チャネルごとにカテゴリーを分類でき、さまざまな切り口で商品を管理できる。業務プロセスに合わせて、独自のワークフローを設計することができ、ビジネスルールに沿って商品情報の入力内容をチェックするなど柔軟にアレンジできる。

 環境構築はすべて、標準画面での設定作業のみで行うことができ、運用後の追加・変更も簡単に設定が可能。メンテナンス画面では、DB構造の変化に動的に対応し、項目の追加に伴う画面の改修は不要で、組織ごとに段階的に導入したいという要望にも対応できる。

 管理のしやすさを意識し、商品情報の共通項目は1カ所で管理可能。表組みを媒体に合わせた形式に変換して出力でき、ウェブ/ECだけでなく、紙媒体までを含めてメディア展開できる。Pro-Vで管理する商品情報を用いて紙面イメージを作成でき、自動でDTPデータとして流し込むことや、言語を切り替えた形でレイアウトを流用もでき、業務効率化によるコスト削減も期待できる。

 SCSKでは、Pro-Vの提供を開始することで、今後、製造業の顧客にさらなる付加価値を提供し、顧客接点領域における施策の拡大を推進。製造業における実績を活かし、PIMシステムを中心にウェブソリューションを提供することで、製造業のデジタルマーケティングを活用した販売促進に貢献するとしている。