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ソリトンシステム、マルチOS対応のセキュアワークスペース「ClearDeck」を提供
2017年5月1日 06:00
株式会社ソリトンシステムズは、Android、iOS、Windows、macOSのマルチOSに対応したワークスペースプラットフォーム「ClearDeck」を、5月10日より販売する。
ClearDeckは、マルチOS対応のセキュアコンテナにより、ビジネスデータの情報漏えいを防止するプラットフォーム。コンテナ内のデータは暗号化され、コンテナ外からのアクセスは禁止されるとともに、二要素認証によりデバイスとユーザーの認証を強化する。
デバイス上にデータを残すことも残さないこともでき、企業のポリシーに合わせて、セキュリティと利便性のバランスを選択できる。管理者またはユーザーは、遠隔操作ですべてのデータを消去可能で、クラウド上のデータも暗号化することで、サイバー攻撃からのリスクに対処する。
クラウドサービスでは、Office 365、Salesforce、Boxの機能を利用した統合・連携が可能。ClearDeckの「Inbox」には、メールだけでなくメモやスケジュール通知、Salesforceのアクティビティなどをまとめて表示でき、アクション項目について「何を」「いつまでに」「どこで」処理すべきかを「ToDo」として登録でき、タスクの完了をクリックまたはアーカイブへ移すだけで効率的に仕事を管理できる。
「フォルダー」メニューからのBox上のファイル参照や、ブラウザーの「お気に入り」から社内システムへのアクセスも可能。今後は、G Suite、Sansan、Evernote、Cybozu.comなどに連携を拡大する予定。
マルチOS対応で、スマートフォン、タブレット、ノートPC、デスクトップPCについて、画面サイズによらず共通のユーザーインターフェイスが利用可能。デバイスやOSに依存せず、セキュリティポリシーを統一し、導入や運用の負担を軽減。セキュアコンテナにより、BYOD時にも会社データとプライベートデータを完全分離することで、MDMに依存することなく安全に利用できる。
クラウド基盤としてMicrosoft Azureを採用することで、Dockerコンテナ技術を用いて小規模から大規模までスケーラブルな環境の展開が可能。全世界で展開されているMicrosoftのデータセンターによって、グローバルで可用性の高いサービスを提供するとしている。
ClearDeckはクラウドサービスとして提供され、まず日本、欧州でサービスを開始し、順次全世界へ提供範囲を拡大する予定。価格(税別)は、10ユーザーの場合で1ユーザーあたり月額1000円、1000ユーザーの場合で1ユーザーあたり月額650円。1ユーザーは5デバイスまで利用可能。