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FireEye、セキュリティ運用を統合化するプラットフォーム「FireEye Helix」を提供開始

 米FireEyeは20日、セキュリティ運用を単純化・統合化・自動化するセキュリティプラットフォーム「FireEye Helix(以下、Helix)」の提供を開始した。

 Helixは、企業のセキュリティ運用全体を一元管理し、既存のセキュリティインフラをより活用できるようにするためのプラットフォーム。次世代型ファイアウォール、アンチウイルス、SIEMなど、顧客企業が使用する300以上のセキュリティツールとの技術統合とともに、高度なセキュリティ技術のエコシステムを形成。単一の管理/分析インターフェイスにより、あらゆるセキュリティ運用の集中管理を可能にする。

 マシン、攻撃者、セキュリティ侵害に関するインテリジェンスを組み合わせることで、他のソリューションでは検知不可能なインシデントの特定も可能。Helixが提供する自動化機能とオーケストレーション機能によりレスポンス速度を高め、アラート発生から修正までの時間を短縮し、運用コストを低減する。

 サービスは、組織のビジネス形態に合わせて拡張可能なサブスクリプションモデルで提供。セキュリティオペレーションセンターを自社保有する顧客から、FireEyeのマネージドセキュリティパートナーに運用を委託する場合でも、あらゆる規模の組織がその機能を簡単にフル活用できるよう開発されているとしている。

 また、社内リソースの拡充が困難で、自社運用の補強として検知とレスポンスのマネージドサービスを求める企業や組織には、脅威を特定し、優先度を判断する「Continuous Guidance」など、インシデント対応支援サービス「FireEye as a Service」の初期設定の技術スタックとしても、Helixはシームレスに動作するとしている。