TOKIUM、AIエージェントがホテルや移動手段を提案する「TOKIUM AI出張手配」を提供

　株式会社TOKIUMは、経理AIエージェントの第1弾として、出張手配サービス「TOKIUM AI出張手配」を7月1日より提供開始すると発表した。

　「TOKIUM AI出張手配」は、日常的な言葉を用いてチャット形式で依頼するだけで、AIエージェントが最適な移動ルートやホテルの提案、出張の事前申請の作成までを一貫して実行してくれるサービス。

　例えば「大阪へ7月14日から2泊3日」、「日帰りで7月29日に大阪出張」などチャットするだけで、AIエージェントが飛行機・新幹線などの交通手段や宿泊先の候補を提案するので、担当者自身による比較・検討の手間を削減できるという。なお、AIエージェントによって提案されるホテルや宿泊先は、利用企業の社内規定に基づいているので、意図しない高級なホテルや許可されていない移動手段が提示されることはないとのこと。

　また提案内容が承認されると、「TOKIUM経費精算」上で出張申請をAIエージェントが自動的に作成するとともに、プロスタッフと連携し、申請に基づいて交通手段や宿泊施設の予約までを完了することも可能とした。

　AIだけでは判断が難しい複雑な作業は、プロスタッフとAIが連携して手配を完了可能。さらに、TOKIUMでは、AIの出力結果の修正や精度向上する体制（ヒューマンインザループ）を構築しているため、早期の段階から高い品質で業務を実行できると、その特徴をアピールしている。

　今後は、TOKIUM上での事前申請と事後精算の自動連携や個人のカレンダー情報から出張を予測し、AIが自律的に手配を提案する機能などの開発を進めるほか、APIを介して、TOKIUM以外のサービス上でも「TOKIUM AI出張手配」を利用できる連携機能も開発するとのことだ。