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NTT東日本、IaaSと閉域網接続などをセットで提供する「クラウドゲートウェイ サーバーホスティング」
2017年4月20日 06:00
東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は、法人向けクラウドサービス「クラウドゲートウェイ」シリーズに、新たに「クラウドゲートウェイ サーバーホスティング」を追加し、5月19日より提供を開始する。
「クラウドゲートウェイ サーバーホスティング」は、IaaS型のクラウドサービスと、NTT東日本のフレッツ回線を利用した閉域ネットワークなど、さまざまなネットワークを一体的に提供するサービス。インターネットや閉域ネットワークを経由して、クラウド上でファイルサーバーやアプリケーションサーバーなどを、簡単かつセキュアに構築・運用できる。
サーバーリソースやセキュリティ情報などをリアルタイムで把握でき、システム環境の一元的な管理が可能で、利用環境の変化に応じて、ポータルからオンデマンドでシステム構成を変更できる。利用企業が顧客向けのシステムを複数運用する場合においても、個々に管理用システムなどを構築する必要がなく、運用コストを削減できる。
NTT東日本が提供するVPNサービスやイーサネット通信サービスなどのネットワークサービスをはじめ、さまざまな閉域ネットワークサービスと接続が可能。セキュアな通信環境におけるシステムの構築・運用ができ、インターネット回線と組み合わせて利用企業の顧客向けにサービスを提供するシーンにも適用できる。統合行政ネットワーク(LGWAN)や学術情報ネットワーク(SINET)との接続が可能で、パートナー企業の分野特化型ソリューションにも活用できる。
サーバー、ストレージ、ネットワーク接続機能、セキュリティ機能、ミドルウェアなど、各カテゴリーごとに多数のプランを用意。スモールスタートとして必要最低限のリソースから利用を開始するといった、顧客の要望に応じてメニューを組み合わせて利用できる。また、データ転送量については従量での課金は発生せず、定額料金であるため、月々の料金予測も容易となる。
ファイルサーバーモデルの料金例(税別)は、閉域ネットワーク接続、サーバーは1台構成(1CPU、4GBメモリ)、OSはWindows Server、ボリュームは500GBの場合で、初期費用(工事費)が3万2000円、月額利用料(上限)が2万6300円。
NTT東日本では、自社ブランドでのサービスの提供を希望するパートナー企業向けに、「クラウドゲートウェイ サーバーホスティング」のOEM提供も行う。