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ノベルと青い森クラウドベースが協業、データセンター移行ソリューションを提供

 ノベル株式会社と青い森クラウドベース株式会社は19日、クラウド/データセンターへの移行ソリューションの提供で協業したと発表した。

 エネルギー産業創造特区内に設立された青い森クラウドベースは、青森県内の自然災害が少ない場所に立地したTier3のデータセンターを運用管理しており、同センターを用いて、ハウジングやコロケーション、クラウドサービスなどを提供している。

 一方ノベルでは、既存システムの場所や物理・仮想・クラウド、オンプレミス、データセンターなどの移行先を問わないマイグレーションツール「PlateSpin Migrate」や、仮想化技術を利用し災害対策を実現する「PlateSpin Protect/Forge」などを提供してきた。

 両社によれば、データセンターやクラウド環境への移行にあたっては、移行先となるデータセンター、クラウドの選定や、移行ツール/コストなどの問題を抱えている企業は多く存在するほか、災害対策(ディザスタリカバリ:DR)の場合、バックアップ/DRソリューションの選定、DRサイトの選定、ネットワークの契約といった要素をユーザーが個別に決めて構築しなければならないため、ハードルが高いものになっているという。

 しかし今回、両社が提携することにより、青い森クラウドベースのデータセンターへのシームレスなシステム移行を実現。安全性・冗長性を備えたデータセンターにDR環境を構築することが、ワンストップで手軽かつ低コストでできるようになるとした。

 青い森クラウドベースではPlateSpin Migrateなどを活用し、物理サーバーの仮想化やオンプレミスからデータセンターへの移行、データセンターの移設など、さまざまなケースについて、移行サービスを提供するとのこと。