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ノベル、仮想化マイグレーションツール最新版「PlateSpin Migrate 12.2」
移行プロジェクト管理ツールも提供開始
2017年3月9日 14:26
ノベル株式会社は9日、クラウド・データセンターマイグレーションツールの最新版「PlateSpin Migrate 12.2」と、新製品の移行プロジェクト管理ツール「PlateSpin Transformation Manager 1.1」の提供を開始した。
PlateSpin Migrateは、システム移行を自動化するマイグレーションツール。最新版では、Amazon Web Services(AWS)およびVMware vCloud Directorベースのクラウドサービスへの移行に対応。これまでサポートしていたMicrosoft Azureやプライベートクラウドへの移行と合わせて、システムの移行先のホストクラウドを、より自由に選択することが可能となる。
各クラウドへの移行は、システムを稼働させたまま実行することが可能で、移行の検討時には、業務を止めずにそれぞれのクラウドへのテスト移行、各クラウドの試用を行うことができる。
また、機能拡張として、Microsoft Azureへの移行時に増分同期が可能となった。これにより、Microsoft Azureにテスト移行後から本番移行を実施するまでの間、日々更新データを転送し、本番切り替え時のサービス停止を極小化させることが可能となる。さらに、Microsoft Azure MarketplaceからPlateSpin Migrateサーバーのプロビジョニングが可能となり、数分でMicrosoft Azureへの移行環境の準備が可能となる。
PlateSpin Transformation Managerは、大規模なシステム移行プロジェクトに、システム移行の進捗状況の管理を可能とするツール。プロジェクトマネージャーは、各プロジェクトメンバーに割り当てられたシステムの移行状況を一元管理することで、多数のシステム移行プロジェクトを実行できる。
PlateSpin Transformation Managerは、PlateSpin Migrateと連動することで、スケジュールに従って自動的に移行プロセスを行わせることが可能で、各プロジェクトメンバーは移行の成否をログやテストで確認できる。
PlateSpin Migrate 12.2のライセンスは移行対象ワークロード単位で、市場推定価格は9万3000円(税別)。PlateSpin Transformation Manager 1.1のライセンスは移行対象ワークロード単位の年間サブスクリプションで、市場推定価格は1万200円。販売代理店を経由して販売する。