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小規模医療機関向け遠隔画像診断サービス「京都ProMed CL」リニューアル、セキュリティや利便性を強化

 京都プロメド株式会社は11日、小規模医療機関向け遠隔画像診断サービス「京都ProMed CL」をリニューアルすると発表した。

 遠隔画像診断サービスとは、医療機関で撮影したCT、MRIなどの画像を遠隔で放射線診断専門医が読影し、診断するサービス。検査機器自体は各病院などへ導入されるケースが増えている一方で、放射線診断専門医が不足しているため、そのギャップを埋める目的で提供されている。

 今回リニューアルした「京都ProMed CL」もその1つで、主に小規模の医療機関向けに提供されている。遠隔画像診断でやり取りされるデータには重大なプライバシー情報が含まれているであるため、従来もセキュリティ面には配慮していたというが、今回さらに、患者名を含む読影依頼と診断レポート配信は、一時的VPN接続下で情報を暗号化して通信することで、セキュリティを強化した。

 また、自社開発の画像アップロードシステムを導入し、画像送信の手間を削減。自社での専用ツール開発によって導入費用が削減されたことで、初期費用の無料化を実現したとしている。加えて、導入による作業量軽減に伴い、一件あたりの読影料も大規模医療機関などが利用する標準タイプと同一料金に値下げされたとのこと。

 専用ツールの動作環境は、OSがWindows 7以降、WebブラウザがInternet Explorer 11、Google Chromeの最新版、Firefoxの最新版。