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住友電工情報システム、文書管理・情報共有システム新版「楽々Document Plus Ver.4.3」

 住友電工情報システム株式会社は28日、文書管理・情報共有システムの最新版「楽々Document Plus Ver.4.3」を発売した。最新版では文書の出力(ビューワ表示や印刷)時に挿入できる透かし情報の種類が増え、外部システムからの文書呼び出し機能が追加された。

 楽々Document Plusは、Officeファイルや契約書、ISO文書、複合機から取り込んだ紙文書の管理など、幅広い用途で利用できる文書管理・情報共有システム。複数のファイルを1つの文書(ドキュメント)に添付し、日付や作成者などの必要な属性情報を付与して、「フォルダ」に保存・管理でき、登録した文書は属性検索やあいまい検索などの検索機能により素早く取り出せる。

 最新版では、文書に挿入できる透かし情報を拡張した。これまでの製品では、ファイルを表示する際やPDFファイルをダウンロードする際に、「社外秘」や閲覧者のユーザーIDといった透かし文字を挿入できた。最新版では新たに、「作成者の氏名、所属グループ、作成日」「最終承認者の氏名、所属グループ、承認日」「旧版文書、廃棄文書、発行前文書といった文書状態の表示」「社名ロゴや製品ロゴなどの画像」といった情報を透かしとして挿入できるようになった。

 透かしは上下3カ所と中央に入れることができ、作成者や承認者の名前をファイルに重ね書きして出力することで、社外提出用の書類として使用できる。さらに、社名ロゴや製品ロゴといった画像を入れることで、テンプレートに印刷したような体裁で出力できる。

 また、楽々Document Plusに保管している文書を、文書番号や属性情報(受注番号、図面番号など)を所定のURLのパラメータに指定することで、外部システムからでも直接呼び出して表示できるようになった。

 文書番号や属性情報といった情報で文書を検索して、複数の文書がヒットした場合には、それらを一覧で画面に表示することもできる。例えば、e-文書法に対応した形で、楽々Document Plusに保管した領収書などの伝票を、タイトルや日付、利用者などの属性情報を使って、必要なときに会計システムから呼び出すような仕組みを構築できる。

 楽々Document Plusのパッケージライセンス価格は、従来と同様で150万円(税別)から。