住友電工情報システム、文書管理・情報共有システム新版「楽々Document Plus 4.2」

　住友電工情報システム株式会社は29日、文書管理・情報共有システムの新版「楽々Document Plus Ver.4.2」を発表した。契約書管理で求められる契約期限の自動更新や、複数期限の設定に対応するなどの機能強化が図られている。パッケージライセンスの価格は150万円（税別）からで、販売は10月より開始する予定。

　楽々Document Plusは、複数のファイルを1つの文書（ドキュメント）に添付し、「フォルダ」に保管することができる文書管理・情報共有システム。作成者、契約先、満了日などの任意項目を属性として付与し、文書を登録する仕組みで、必要な時に必要な情報を属性検索やあいまい検索などの検索によってすぐに取り出せるため、Office文書の管理はもちろん、契約書管理、ISO文書管理や複合機連携による紙文書活用などで活用できるという。
　今回の新版では、契約書に必要な期限管理として、満了日の管理に加え、自動更新や複数の期限日の管理も行えるようになった。自動更新では、期限が来るたびに新しい期限日に自動更新され、毎年や半年単位など、あらかじめ設定された単位で繰り返し通知することができる。

　また、通知対象となる期限日を、ひとつの文書に対して複数設定できるようにしたことで、例えば、満了日に加えて、継続や解約を判定するための検討開始日を設定し、社内関係部署向けに通知する、といった使い方に対応する。

　さらに、決められた日に不要となる文書を廃棄したい場合に、その期限日を設定しておくだけで、期限が来ると自動的に文書を廃棄する機能も追加されている。

　検索機能の改善では、全文検索と属性絞り込みの組み合わせに対応した。楽々Document Plusで管理されている文書を検索する際は、コンテンツを全文検索することで迅速に見つけ出せるが、検索条件によっては多くの文書がヒットすることがある。そこで、属性として各文書に付与している必要な情報（契約先、満了日、種別など）で絞り込んだ後に、全文検索を行えるようにしているとのこと。