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ネットスプリング、Windows 10やChrome、iOS版Safariに対応したSSOアプライアンス「SSOcube」新版

 株式会社ネットスプリングは21日、シングルサインオン(SSO)アプライアンス製品「SSOcube」の新バージョン「V1.3」を発表した。アプライアンス版・仮想アプライアンス版とも5月23日より出荷を開始する。価格は従来通り220万円(税別、100ユーザーライセンス版の場合)から。

 SSOcubeは、SSOサーバーに必要なソフトウェア機能や、運用管理に必要な機能をオールインワンで実装しているアプライアンス製品。SSOcubeと通信するPCクライアント上のエージェントが、PC画面を識別の上、ユーザーIDやパスワードなどを代理入力する方式を採用することで、ユーザーアプリケーションの改変がほとんど必要なく、ウェブアプリケーションのほか、Windows上のさまざまなアプリケーションや、IBMや富士通などの汎用機端末エミュレータにも利用が可能。V1.1からは、Windows認証との連携にも対応している。

 新バージョンでは、Windows 10およびGoogle Chromeに対応するとともに、新たにモバイル環境にも対応。iPhoneやiPadのiOSで提供されているSafariブラウザーにも対応するエージェントソフトウェアと連携する機能を実装した。

 これにより、エンタープライズやクラウド環境に加え、モバイル環境においてもPCクライアントと同様のシングルサインオン環境が実現される。なお、機能はSafariで表示されるウェブアプリケーションに限定され、iPhoneやiPad上のアプリには適用されない。

 このほか新バージョンでは、仮想環境の最新版(VMware vSphere 5.5/6.0/6.5)への対応や、基盤ソフトウエアの更新、各種ソフトウェアコンポーネントの脆弱性への対処など、セキュリティ強化および機能改善を行っている。