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横河レンタ・リース、オフィスの無線LAN環境をAruba製品で整備

 米Hewlett Packard Enterprise(HPE)の1部門として無線LANソリューションを手掛けるAruba(旧:アルバネットワークス)は22日、横河レンタ・リース株式会社が、アクセスポイント「HPE Aruba Instant Access Point(IAP)」、Webベースのネットワーク監視・管理ツール「HPE Aruba AirWave」、統合認証基盤「HPE Aruba ClearPass」などを導入したと発表した。

 IT機器・計測器を中心とするレンタルサービス事業、またシステムエンジニアリング事業を展開する横河レンタ・リースでは、会社のどこにいても自分のデスクと同じように業務を行える環境の導入など、ワークスタイル変革を進めるため、2016年4月に全社への無線LAN環境の導入に着手した。

 同社では無線LAN製品を導入するにあたって、自社内での利用のみならず、顧客にシステムを提案するための構成要素としてもとらえており、さまざまな検証の結果、HPE Aruba製品を選定したという。

 選定にあたっては、同じIEEE 802.11ac規格に基づく製品でも、HPE Aruba製品には負荷分散や電波自動調整、デバイス接続とローミングの制御、アプリケーション識別などの機能が搭載されており、顧客体験が大きく異なる点を評価。

 また、HPE IAP製品群は、無線LANアクセスポイントでありながらコントローラ機能が内蔵されており、別途コントローラを購入する必要がないうえ、多数のIAPが自律的に動作し一元管理できることから、他社製品と比べてコストが6割程度に抑えられること、小規模からのスモールスタートに対応することなども評価された。

 すでに横河レンタ・リースでは2016年9月から本番運用を開始し、武蔵野本社に16台、新宿本社に14台のHPE Aruba IAPを設置しているが、本番運用にあたっては、検証機を兼ねた3台のIAPの設定情報を引き継ぎ、IAPを増設するだけで武蔵野本社での展開を実現している。今後は、2017年9月を目標に全国計12拠点に順次展開していく計画だ。

 なお、既設のすべてのIAPは、HPE Aruba AirWaveにより稼働状況を把握されており、設定情報やファームウェアも一元管理・更新されている。さらに、HPE Aruba ClearPassによる証明書ベースのユーザーデバイス認証を用いて、セキュリティの強化も図った。