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海外拠点のERPデータを収集してリスクを把握する「SYSCOM USA KRI Viewer」

 米SYSCOM USAは22日、ERPのデータを一元的に収集・参照するソリューション「SYSCOM USA KRI Viewer」を発表した。システム基盤としてはMicrosoft Dynamics 365を採用。海外支店を多く持つ日本企業向けに、4月1日より提供開始する。

 「SYSCOM USA KRI Viewer」は、さまざまな種類のERPパッケージからデータを抽出し、本社が一元的にデータを参照できるようにするソリューション。事業に悪影響をもたらす可能性のある、KRI(Key Risk Indicator)に基づいたデータを主として収集するという。

 これにより本社は、各国の海外拠点が個別に導入したERPシステムにおいて異常な値が生じた際に、その予兆をとらえ、コーポレートガバナンスにのっとった対策が早い段階から可能になるとのこと。

 価格は、初期費用が50万円から、月額費用がマネージャーで1万5000円から、コネクターで5000円から。オプションとして、現地システム状況の調査などに利用するアンケート調査パックや、業務に応じたリスクチェックパックを用意している。