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MetaMoJi、工事現場向け野帳アプリ「eYACHO for Business」の新バージョン公開

 株式会社MetaMoJiは3日、手書き対応の工事現場向け野帳アプリ「eYACHO for Business」でバージョンアップを実施した。複数のユーザーが同時に書き込める共有ノート機能を新たに搭載した。現在はiOS版アプリの新バージョンを提供。5月をめどにWindows版も出荷する。利用料は1ライセンス2万円(5ユーザーから)で、初期導入費が25万円。

 野帳とは、屋外での利用を想定したメモ帳のことで、耐久性の高さが特徴。工事現場における備忘録、測量結果の記入などに用いられる。

 MetaMoJiでは建設大手の大林組と協力し、紙の野帳のデジタル化を狙った「eYACHO」アプリを開発。今回は、その法人向けバージョンである「eYACHO for Business」においてバージョンアップを実施した。

 新バージョンでは、MetaMoJiが開発したリアルタイム伝搬技術「Share」を採用。複数のユーザーが共有ノートへ同時書き込みできるようになった。現場で書き込んだ内容がその他のメンバーともリアルタイムで共有される。上長による承認プロセスの短縮化、会議時間の削減などに効果があるとしている。

 このほか、簡易作図機能、全天球撮影カメラ「RICOH THETA」などとのデバイス連携機能などが追加されている。