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CTC、企業ネットワークへのSDN/NFV導入・運用支援サービス「CTC ESPA」

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は2日、企業ネットワークへのSDN/NFV導入・運用支援サービス「CTC ESPA(Enterprise Simple Provisioning Architecture)」を、4月から提供すると発表した。同時に、SDN/NFV技術のマルチベンダー検証施設「CTC ESPAラボ」を、同社の大崎オフィス内に開設する。

 CTC ESPAでは、SDN/NFVの検討段階から運用・保守サポートまで、ITライフサイクルに応じて顧客を支援する。まずはシスコシステムズが提供するネットワーク機能仮想化ソリューション「Cisco Enterprise NFV」を中心に、コンサルティングサービス、デモ・検証支援サービス、SIサービス、教育/運用代行サービス、監視/保守サービスの計5つのサービスを、顧客の状況や要望に合わせ提供する。

 CTC ESPAラボでは、SDN/NFV技術を活用したネットワークシステムについて、ネットワーク構築手順の迅速化や運用管理性・可視性の改善、セキュリティの高度化の実現などの課題を解決するためのトータルな検証を行う。オープンソースのクラウド基盤ソフトウェアであるOpenStackや、パブリッククラウド環境との連携についての動作検証も可能。顧客の機器をラボに持ち込むこともでき、実際の使用環境に応じた検証を行う。

 CTCでは、これまでもSDN/NFVを活用して、大手通信事業者のネットワークシステムを構築した実績があり、大規模なネットワークシステムの構築や運用で培ったノウハウを活用してサービスを展開。従来はデータセンター事業者や大手通信事業者を中心に利用されていたSDN/NFV技術を企業向けに提供し、3年間で30億円の売上を目指す。