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NTTアイティ、ICT授業支援ツール「サイバー先生」最新版を発売

グループワークを効率的に行える機能などを追加

 NTTアイティ株式会社は15日、ICT授業支援ツール「サイバー先生Ver5.1」の販売を開始した。価格はオープン。

 サイバー先生は、教師用のPCに表示された教材コンテンツやデータを、簡単な操作で児童・生徒用のタブレットに一斉表示できる教育支援ツール。最新版では、グループワークにおける「グループ分け」「グループ内での情報共有」「グループ発表」の各プロセスを、簡単かつ効率よく実践できるようにする機能を搭載した。

 グループ分けについては、教師が「番号順」または「ランダム順」を選択することで、瞬時に児童・生徒がグループ分けされ、グループワークの時間を有効に使うことができる。

ランダム順によるグループ分け

 グループ内での情報共有については、児童・生徒の各タブレット画面がグループ内のメンバーに共有される。メンバーがタブレット上に手描きした編集画面は、同じグループの他のメンバーのタブレット画面にリアルタイムに反映されるため、グループのメンバー全員で編集する内容を確認しながら、資料の作成や話し合いを効率よく行える。

 グループ発表については、グループワークで作成した手描き編集画面は、教師が一括回収して一覧表示でき、各グループの代表はこの画面を表示して発表を行える。

グループワークで編集された手描き画面の一覧

 さらに、アンケート機能を使うことで、問題の作成、配布、回答の回収、集計を簡単かつ素早く行うことができ、授業の理解度を簡単にフィードバックできる。

 質問内容と回答の選択肢を記述することで問題を作成し、問題はセーブして再利用できる。あらかじめ作成しておいた問題を授業中にロードするだけで、簡単・効率的に選択問題(アンケート)を実施できる。配布された問題(アンケート)に対して、児童・生徒は選択肢ボタンを押して回答する。コメント欄には、テキスト入力による回答もできる。

 児童・生徒の回答結果は選択肢ごとに色分けされ、誰がどのような回答をしたのかを一目で把握できる。回答の集計状況は表やグラフでリアルタイムに表示できるため、回答傾向を即時に把握し、分析できる。

選択問題の作成画面(教師)
回答の集計表示

 主な販売先は、大学、高校、自治体教育委員会、私立/公立小中学校、各種学校、学習塾など。NTTアイティでは、年間5000端末ライセンスの販売を目標とする。