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APIテストの自動化・仮想化でアプリ開発を効率化、CA Technologiesと協和エクシオが提携

クラウド、IoT、BPMなどの開発分野で戦略的協業

 CA Technologiesと株式会社協和エクシオは9日、クラウドやIoT、BPM(ビジネスプロセス管理)といった分野でのアプリケーション開発において協業すると発表した。

 企業ではさまざまな変化に対応するため、基幹システムのデータをモバイル、クラウド、IoTと連携し、顧客との新しい関係を構築したり、新しいビジネスモデルを実現したりするため、ビジネスプロセスの改善が求められている。

 協和エクシオでは、こうしたニーズに応えて迅速なシステムを開発する上で、

・複数システム間の連携テストにおける品質担保と効率化
・連携するシステムが利用できない状況におけるテストの待ち時間を解消
・連携する側のシステムが完成していない等の制約下でもテストを実行したい

といった課題を抱えていたという。

 そこで同社は、こうした課題を解決するために、CA Technologiesが提供する「CA Service Virtualization」に着目した。同製品では、連携先のシステムやコンポーネントを仮想化し、テストデータの自動作成や、連携先システムからの応答を自動応答とすることで、テスト効率の向上を行える点が特徴だ。

 協和エクシオはCAの支援のもとで、製品評価から実証実験を経て自社の基幹システム(SAPと連携するワークフローシステム)の開発にCA Service Virtualizationを導入し、開発・テストに対して一定の効果を得られたとのこと。

 今後は、自社内の開発効率化にとどまらず、両社の顧客に対して、モバイル基盤、IoT基盤、API基盤、システム連携基盤、BPM基盤のアプリケーション開発、テスト時のコンサルティングサービス、SIサービスなどを提供していくとのこと。

 また、共同での販売活動、導入事例の公開、セミナー共同開催などを通じて、APIテストの自動化と仮想化による高い品質と生産性を啓発するための、共同プロモーション活動も実施していくとしている。