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クオリカ、テスト支援製品「CA Service Virtualization」をクラウドサービスとして提供

 クオリカ株式会社とCA Technologies(以下、CA)は6日、サービス仮想化分野で提携すると発表した。プログラムの動きを仮想化し、さまざまなテストを実施するシミュレーター(サービス仮想化)製品「CA Service Virtualization」を、月額課金のサービスとして提供する。

 この新サービス「QTaaS(キュータース)」は、クオリカデータセンターを利用したIaaS「Qcloud」の基盤を利用し、CA Service Virtualizationをクラウドサービスとして提供するもの。自社のSIにCA Service Virtualizationを活用してきたクオリカが、そのノウハウをサービス化し、クラウドサービスとして提供する。

 利用にあたっては、ユーザーがアプリケーションテストを行うための仮想環境をクオリカがクラウド上に構築するため、ユーザー側でハードウェアを用意したり、インストール作業を行ったりする必要はない。また、ユーザー自身でツールを習得する手間も不要で、すぐにテスト作業に利用できるという。

 加えて、月額課金体系を採用していることから、必要に応じて臨機応変に使用できる点も特徴とした。

 価格は、サービスの利用に関する電話サポートを含めて、月額150万円(税別)から。3カ月の最低利用期間が設定されている。

 なお両社では、共同でマーケティング活動や顧客への提案活動を実施し、QTaaSの拡販を図るとしている。

石井 一志