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Pepper向けコンテンツのプログラムをブラウザから簡単生成する「Scenaria」

フライトシステムコンサルティングとジェナが共同開発、AI連携も

 株式会社フライトシステムコンサルティングは8日、ソフトバンクロボティクス株式会社の人型ロボット「Pepper」向けプログラム開発を容易に行えるクラウドサービス「Scenaria(シナリア)」を、株式会社ジェナと共同開発したと発表した。

 Scenariaは、Pepperの法人向けモデル「Pepper for Biz」に関するプログラムを、Webブラウザによる操作だけで開発可能なクラウドサービス。

 Pepper for Bizを効果的に活用するには、例えば多店舗を有する小売業では、イベントや新商品の入荷にあわせた商品紹介の増減、キャンペーン時の特殊対応など、運用する中でタイムリーなコンテンツ(話す内容、動き)の更新が求められるという。

 今回提供されるScenariaでは、こうした日々のコンテンツ更新をプログラムレスで開発できる点が特徴。シナリオをもと、コンテンツを簡単に生成できるほか、自然な対話を可能にする外部サービスとの連携も可能とした。

 現在、ジェナのAIソリューション「hitTO(ヒット)」との連携に対応しており、顧客からの問いかけに対する適切な回答を、AIと連携して生成することにより、多様な接客シーンにおける自動応対を可能にするとしている。

 また、多店舗運営に必須の管理機能も搭載し、店舗ごと、イベントごとなどのコンテンツ配信と管理を行える。

 価格(税別)は、初期費用が50万円から、月額費用が20万円から。

 なおフライトシステムコンサルティングでは、Scenariaの共同開発においてジェナと業務提携することも発表した。この協業においてフライトシステムコンサルティングは、ScenariaとhitTOと連携させたビジネスの立ち上げ、およびhitTOに対する特注開発が発生した場合の技術支援などを担当。一方のジェナでは、ScenariaのUI/UXデザイン、またhitTOとの連携を担当する。