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エンカレッジ、トレンドマイクロのセキュリティ製品と連携したファイル受け渡し・無害化ソリューション

 エンカレッジ・テクノロジ株式会社は7日、ファイル受け渡し・無害化ソリューション「ESS FileGate」の新版「同 V1.1」を販売開始すると発表した。

 ESS FileGateは、分離されたネットワーク間で安全にファイルの受け渡しを行えるようにするソリューション。文書の印刷機能などを用いて、文書の内容を二重に画像化するなどの手段によって“無害化”を行っており、Word、ExcelなどのOffice文書はもちろん、CADソフトで作成された設計図面、画像編集ソフトウェアで作成されたイラスト図版など、印刷が可能な文書であればファイル形式を問わず無害化できるという。

 今回の新版では、トレンドマイクロの総合セキュリティ対策製品「Trend Micro Deep Security」と連携し、ファイルを内部ネットワークに持ち込む際にマルウェア検査を実行し、安全が確認できた場合にのみ持ち込みを許可する、といった運用が可能になった。

 ESS FileGateのラインアップとしては、地方自治体の強靭性向上モデルに対応した「ESS FileGate for Government」と、一般企業向けの「ESS FileGate for Business」を提供しているが、前者では、インターネット接続環境からLGWAN内のシステムへファイルを持ち込むために、無害化処理を行った上で、さらにマルウェア検査を実行できるので、さらに安全性を高められるという。

 また一般企業向けでは、必ずしも無害化を行わずに原本ファイルの受け渡しを行う場合もあるが、今回の強化によってマルウェア検査を強制できることから、有害なファイルを誤って持ち込むリスクを排除するとしている。