ニュース

CTCSP、汎用PCをシンクライアント仕様にカスタマイズするサービス

 シーティーシー・エスピー株式会社(以下、CTCSP)は26日、汎用PCをシンクライアント化するサービス「Smart Secure Client」を提供すると発表した。

 Smart Secure Clientは、企業のセキュリティポリシーと業務にあわせ、シンクライアント環境向けに、汎用PCのカスタマイズと設定を一括して行うサービス。端末上にはデータを残さないシンクライアント仕様にPCをカスタマイズすることにより、盗難や紛失時の情報漏えいを防止するとともに、多様な働き方が可能なように支援するという。

 OSはWindows10 IoTを採用し、企業ごとの要件に応じてマスターイメージを作成。複数台の機器に対して一括で設定を行う。、起動時に操作可能なアプリケーションを表示する画面を設け、特定業務用途向け端末として利用する、といった使い方も可能だ。

 端末は、日本HP、マイクロソフト、東芝、Nextermの製品を対象に幅広いラインアップから選択でき、シンクライアント環境で必要とされるリモートアクセス装置や認証サーバーなどの関連セキュリティ製品、業務環境の効率化を支援するクラウドサービスなど、さまざまなニーズに対応したサービスもあわせて提供する。

 製品価格は、デスクトップ型で1台あたり5万円から、ノート型で同10万円からの予定。初年度に5000台の販売を目標としている。

 なおCTCSPでは、2014年4月から汎用PCのカスタマイズサービスを開始しており、すでに、みちのく銀行や一宮市役所など、金融機関や自治体、サービス業などへの導入実績があるとのこと。今回は、汎用PCをセキュリティと利便性を両立させて利用したいというニーズが増加してきた背景を踏まえ、サービスを体系化したとしている。