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Windows Embedded OS搭載のタブレット型シンクライアント、CTCSPがNTTドコモに提供

 シーティーシー・エスピー株式会社(以下、CTCSP)は26日、NTTドコモのSIMカードに対応した、Windows Embedded OS搭載のタブレット型モバイルシンクライアントを、同社に提供すると発表した。NTTドコモではこの製品を、金融、製薬、建設業界を中心とした全国の企業に販売する。

 CTCSPでは、Windows Embedded OSを搭載したモバイル・シンクライアントの販売・保守サポートを、顧客の業務に合わせたカスタマイズを含めて、2014年から提供している。一方NTTドコモでは、外部からの攻撃リスクが少ないWindows Embedded OSを搭載したタブレットを検討していたが、顧客の業務に合わせてカスタマイズができる点、また販売実績が評価され、今回の製品提供が決まったという。

 CTCSPでは、親会社であるCTCと共同で、SIMカードに対応したモバイルシンクライアントに搭載するWindows Embedded OSのカスタマイズや組み込み、保守サポートをNTTドコモ向けに行う。また、使用するハードウェアのメーカーは、日本HP、NEC、富士通、シャープ、東芝の5社から選択できるとのことだ。

 なおCTCSPでは、NTTドコモ向けの初年度の販売として、1万台を見込んでいる。

石井 一志