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松尾商店の証跡管理ソリューションとエムオーテックスの資産管理ツールが連携

より強固な情報漏えい対策を実現

 株式会社松尾商店は23日、自社が取り扱う証跡管理ソリューション「Ekran System(エクランシステム)」と、エムオーテックス株式会社のIT資産管理・情報漏えい対策ツール「LanScope Cat」が連携すると発表した。連携ソリューションは、松尾商店の販売パートナーから、クラウドサービス、あるいはオンプレミス導入の両形態で提供される。

 Ekran Systemは、ユーザーのPCの画面を録画するとともに、キーボード入力情報も取得できる証跡管理システムで、ハンガリーCloud Labsが開発している。特権ID、管理者権限、アプリケーションやシステム構成に依存せず、すべての操作画面を漏らさず記録できる点が特徴で、通常操作時のエビデンス取得としても利用可能という。

 一方のLanScope Catは、T資産管理・情報漏えい対策・マルウェア対策・ライセンス管理といった機能を備えたソフトウェア。PCの操作ログを取得でき、現状把握・分析・問題発見までの運用が行える。

 今回、両社の製品が連携することにより、PCでの操作ログに加えて、画面操作履歴、キーボード入力内容などの詳細な操作履歴の取得に対応した。日常業務における操作履歴は、LanScope CatがPC操作履歴を、Ekran SystemがPC画面操作履歴を取得する。

 こうして、セキュリティアップデートの未適用PCのピックアップ、USBデバイスの利用制限、インベントリ管理といった情報漏えい防止対策が実現するのみならず、アプリケーションに依存しない画面録画によって、情報漏えい発生時の調査を確実に行えるようにすることで、包括的なエンドポイント保護を実現するとしている。

 なお、仮想デスクトップ環境(VDI)でも同様の詳細な操作履歴内容が取得できるとのこと。