グレープシティ、帳票開発ツールの新版「ActiveReports for .NET 11.0J」

　グレープシティ株式会社は、帳票開発ツールの新バージョン「ActiveReports for .NET 11.0J」を2月28日に発売する。

　ActiveReports for .NETは、Visual Studio上で帳票アプリケーションを開発できる.NET Frameworkコンポーネント。レイアウトや書式といった外観デザインの設定から、データ接続、印刷およびPDF出力設定まで、帳票開発に必要な機能を搭載。日本の各種帳票レイアウトに対応できるよう、「セクションレポート」「ページレポート」「RDLレポート」という3つの帳票デザイン方式を採用している。

　新バージョンでは、近年開発ケースが増えている「ページレポート」「RDLレポート」のエンジンを刷新し、帳票生成時の省メモリ化と高速化を実現。プレビューや出力にかかる時間を大幅に短縮した。

　また、Excelで作成された帳票レイアウトから、ActiveReportsの帳票定義ファイルを自動生成する専用ツールも新バージョンから付属。Excelで運用していた帳票のシステム化対応や、他の開発ツールで作成した帳票デザインのExcel経由での移行、Excelで作成した帳票仕様書から帳票定義ファイルの生成といった、さまざまなケースに活用できる。

　このほか、既存レポートの再利用性を高めるレポートパーツの採用、対応データソースの追加（CSV、JSON）、PDF印刷プリセットなど、利用者からの要望が高かった機能を追加した。

　開発ライセンスの価格（税別）は、Professionalが30万2400円、機能を絞ったStandardが17万2800円。