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日本ソルテック、ZyXELのクラウド管理型無線LAN「Nebula」の国内提供を開始

「Nebula」シリーズ製品イメージ

 日本ソルテック株式会社は11日、台湾ZyXEL Communicationsのクラウド管理型無線LANソリューション「Nebula」シリーズの国内提供を開始した。

 Nebulaシリーズでは、クラウド管理型のアクセスポイント、PoEスイッチ、ゲートウェイ製品を提供。クラウド管理型のため、物理コントローラの導入が不要となり、導入コストのカットを実現する。

 ゼロタッチコンフィグレーションによる自動構成が可能で、インターネットに接続していれば自動的に設定を行い、利用が可能。導入や運用が容易で、手間や時間などのコスト削減を実現できる。モバイルアプリによる各種機器のモニタリングも可能で、出先や移動中であっても機器の状態を確認できる。

 機器については、最新のIEEE 802.11acに対応したデュアルラジオアクセスポイントシリーズや、スイッチングキャパシティ56GbpsのPoEスイッチシリーズ、VPN・ファイアウォール機能を持つゲートウェイシリーズなど、豊富なラインナップを用意。ユーザーの環境に合わせた柔軟な構成を実現する。

 エンタープライズセキュリティに対応し、WPA2-AESにおける無線通信の暗号化を実装。ユーザー認証ではIEEE 802.1xに対応するとともに、RADIUSサーバー不要の認証機能も搭載し、Captive Portal機能も無償で利用可能。また、クラウドの利用においては個人情報の流出などが懸念されるが、NebulaではNETCONFプロトコルを採用し、管理データのみをクラウド上に保管する仕組みで、ユーザートラフィックは一切インターネットに流さない形となっている。

 このほか、ファームウェアのスケジュール可能な自動アップデートや、各種サマリーレポートの発行、使用率などの利用ランキング表示、ネットワークトポロジー図の自動作成、Google Mapと連携したマップ図、ロールベースのユーザー管理、障害検知メール機能、FacebookによるSNS認証対応(2017年上期対応予定)などの各機能を提供する。