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SBIグループと日本IBM、地域金融機関向けのFinTechサービスの導入支援分野で提携

 SBIホールディングス株式会社と日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は28日、地域金融機関向けに各種FinTechサービスの導入を支援する共同事業展開、ならびに合弁会社設立の協議を開始すると発表した。

 SBIグループでは1999年の創業以来、インターネットを活用した証券・銀行・保険などの金融サービス事業を展開しており、グループ各社ではFinTech分野で新技術の導入を促進しているという。

 一方の日本IBMも2015年よりFinTechプログラムを提供開始し、FinTech企業のサービスを金融機関が迅速に活用できるよう、自社のクラウド開発・運用環境やAPI連携基盤などを通じて、金融機関とFinTech企業との間にセキュリティを確保した接続環境を提供しているとのこと。あわせて、FinTech企業に対し、スタートアップ支援プログラムを通じた成長支援を実施してきた。

 今回両社では、SBIグループが培ってきた知見・ノウハウと、日本IBMの持つFinTech分野の実績、技術的知見を生かして、地域金融機関向けの「FinTechプラットフォーム」構築などの共同事業展開と合弁会社設立の協議開始について合意した。

 この「FinTechプラットフォーム」には、SBIグループの投資先を含めた、国内外のFinTechベンチャーのFinTechサービスおよびシステムを接続し、地域金融機関向けに提供していくとのこと。

 これによって地域金融機関は、さまざまなFinTechサービスの中から利用したい機能が選択できるようになり、サービスのスムーズな導入、サービスの多様化、低コスト化の促進を図れるとしている。