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テラスカイ、IoT対応などを強化したクラウド型システム連携ツール「SkyOnDemand」新版

 株式会社テラスカイは、システム連携ツール「SkyOnDemand」の新版「同 V4.0」を、2017年2月より提供開始する。

 SkyOnDemandは、コーディングすることなく複雑なデータ連携を短期間で実現するSaaS型システム連携ツール。SalesforceやAmazon Web Services(AWS)などのパブリッククラウドと企業内の基幹システム、あるいはほかのクラウドサービスとのデータ相互連携を容易に行えるという。

 今回は、AWS IoTをより活用するためにデータ収集の役割を担う「Amazon Kinesisトリガー」や「Amazon DynamoDBアダプタ」を追加する。これにより、膨大なセンサーデータも受け取ることが可能医になるという。また、IoT連携に求められる大容量のデータを高速に処理するため、「マルチストリームコンバーター」機能を追加し、集計・結合・ソート処理の高速化を実現するとした。

 さらに、マッピングの描画速度を大幅に改善し、膨大なデータ連携項目を扱う際でも快適なマッピング操作を行えるようにするほか、Excelなどの設計書からマッピングを一括登録できる機能や、項目のレイアウトを全スクリプト共通で利用できるグローバルスキーマ機能を搭載する。これにより、従来は都度定義する必要があった操作が1回で済むため、作業負荷が軽減されるという。

 このほか、バージョンアップのうち必要な機能だけを選んでインストールできる機能を提供。ユーザーはバージョンアップの準備に多くのコストを割くことなく、必要なタイミングで新機能が使えるようになるとのこと。また、ボタンクリックのみでインストールが完了するので、最短5分でのバージョンアップを行えるとしている。