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富士通、FIDO準拠のシステム構築を支援する「オンライン生体認証サービス」
2016年12月21日 12:54
富士通株式会社は、次世代オンライン認証規格「FIDO」に準拠した「FUJITSU IoT Solution 生体センサー認証ソリューション オンライン生体認証サービス(以下、オンライン生体認証サービス)」を、2017年4月上旬に提供開始する。
FIDOは、ID/パスワードに依存せず、生体認証と公開鍵暗号を用いることで、従来のパスワードによるオンライン認証の脆弱性を解決する新しい認証方式。サービス利用者は、FIDOに対応したスマートフォンなどのデバイスを、利用したいオンラインサービスに登録しておくだけで、端末に保存した生体情報による認証を用いたログインや決済などが可能となるため、パスワードは不要になり、安全性と利便性が向上する。
オンライン生体認証サービスでは、オンラインサービスを提供する事業者向けに、FIDOを導入する際に必要となるサーバーやソフトウェアの提供や、クラウド環境の構築を支援するサービスとともに、クライアント側のアプリケーションにFIDOを組み込むためのソフトウェア開発キットおよび開発支援サービスを提供する。
サービスの活用により、銀行や通信販売、チケット手配、カーシェアリングなどオンラインでの本人認証において、FIDOに対応する仕組みを簡単に構築でき、オンライン認証によるサービス稼働までの負担を軽減できる。また、サービスは、スマートフォンに標準搭載のインカメラによる顔認証でもFIDOを利用する機能を組み込むことができるため、クライアント側の対応機種を格段に広げることができる。
サービスの価格は個別見積もり。富士通では2018年度までに1000万IDの獲得を目指す。