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ジュニパー、ネットワーク自動化技術の学習・検証の場「OpenLabイノベーションセンター」を開設

 ジュニパーネットワークス株式会社(ジュニパー)は14日、ネットワーク自動化技術の学習や検証を行える施設「OpenLabイノベーションセンター」を開設したと発表した。同社の日本オフィス内に設置される。

 「OpenLabイノベーションセンター」では、ネットワークの自動化技術に関心を持つ顧客、パートナー、研究者などを対象に、実践的な教育プログラム、Software Defined Networking(SDN)対応のサンドボックス、ネットワーク機能仮想化(NFV)の相互運用テストなど、さまざまなリソースへのアクセス環境を提供するとのことで、実際のネットワーク環境、あるいはシナリオに基づいたシミュレーションを行えるとのこと。

 日本においては、まず、ジュニパーのSDNコントローラの1つである「Contrail」のトレーニングセッションを2017年1月より開始する。

 また、米国で2012年に開設された最初の「OpenLabイノベーションセンター」では、これまでに多数のネットワーク自動化技術とプログラマビリティに関するトレーニングセッションを開催しているほか、ジュニパーのユーザーとの共同開催によるSDNハッカソンを、さまざまな大学で実施してきた。

 今回開設される日本の同センターでも、ネットワーク自動化技術の啓発を目的としたハッカソンイベントを2017年春に開催する予定だ。

 なおハッカソンでは、SDN技術がネットワークのアーキテクチャやサービスに対して与えるインパクトを学生に紹介するほか、それを実現するための技術習得の場を提供することが目的。ジュニパーでは、ハッカソンへの参加を通じてSDNネットワーク自動化ソフトウェアプロジェクトを経験し、独自のアプリケーションソリューションを構築できるとしている。