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キヤノンMJ、マルチOS対応を強化した教育機関向けクライアント管理ソリューション

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(キヤノンMJ)とキヤノンITソリューションズ株式会社(キヤノンITS)は13日、教育機関向けのクライアント端末管理ソリューション「in Campus Device」の新版「同2.0」を、2017年1月上旬より提供開始すると発表した。

 キヤノンMJとキヤノンITSは、明治大学と共同開発した教育支援システムをベースに、教育機関向けソリューション「in Campusシリーズ」を展開している。今回、新版が提供された「in Campus Device」は2015年に発売されたクライアント端末管理ソリューションで、各端末の利用状況の監視や電源管理、端末障害時のフローの一元化から実行ジョブの管理など、端末管理に必要なさまざまな機能が提供している。

 今回の新版では、Macに加えてWindows端末の統合管理に対応。OSの異なる環境や点在する端末の運用管理を効率化できるという。また、株式会社イーゲルの開発した仮想化技術であるvThrii Seamless Provisioning(vThrii-P) Pro/Lightと連携することで、複数OSだけでなく、Mac端末とWindows端末の混在環境でも統合的な管理を実現するとした。

 さらに今回、Web画面の遷移を制御するMVCフレームワークを変更するなど、ソフトウェア構成を刷新。セキュリティの強化を図っている。

 なお、in Campusは東京大学をはじめ多数の教育機関での導入実績があるというが、キヤノンMJでは今後、小・中・高校を含む、すべての格好のPC教室などを対象に販売を進める考えだ。