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シャープ、IoTベンチャー企業の確実な事業化を支援する「量産支援サービス」

 シャープ株式会社は8日、IoTベンチャー企業を対象としたモノづくり研修「SHARP IoT. make Bootcamp」において、商品開発から量産までをワンストップで支援するサービス「量産アクセラレーションプログラム」を追加すると発表した。料金は、IoTベンチャー企業の事業フェーズ、商品化時期などに合わせた個別見積もりとなる。

 「量産アクセラレーションプログラム」は、量産に向けた設計、品質・信頼性、生産、検査、さらには量産後のアフターサービス、廃棄/リサイクルまでを、シャープと共同で作業を進めていく有償サービス。量産設計や品質、信頼性確保などモノづくりの技術やノウハウを教授する「モノづくりブートキャンプ」へのに参加企業からの要請に応じて策定したもので、同プログラムへの参加を希望する企業の中から、導入に適した企業をシャープが選定する。

 ベンチャー企業のモノづくりでは、試作から量産段階に至るさまざまな過程で、経験や知見の不足に起因する設計ミスや品質不良、納期遅延といった問題が発生してしまうとのこと。このサービスを利用では、シャープがIoTベンチャー企業と一体となって、新規ビジネスの確実な事業化を支援するとした。

 サービス適用の第1弾として、株式会社tsumugが選定され、同社のスマートロック製品を2017年春に量産開始できるよう、量産支援協定書を締結したという。

 なお、第2回「モノづくりブートキャンプ」は2017年2月13日~2月22日に開催される予定で、12月8日より参加募集を開始している。応募可能期間は2017年1月6日まで。