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インターコム、流通BMSを簡単に導入可能なEDI受発注業務システム
得意先ごとの専用アダプタを用意、レガシーEDIにも対応
2016年12月8日 12:46
株式会社インターコムは8日、主に中小規模の卸・メーカーを対象とした受注業務支援ソフトウェア「Biware らくらく受注 Pro 2」を発表した。流通BMSとレガシーEDI(電子データ交換)の新旧EDIシステムに対応しており、流通業界のオンラインEDI業務対応を支援できるという。提供は12月9日より開始する。
「Biware らくらく受注 Pro 2」は、スーパーや百貨店などの得意先とオンライン接続することで、受注から支払いまでの業務を支援するEDI受注業務システム。受発注取引の流れに沿って直感的に操作できる画面構成を採用しており、使い勝手に配慮している点が特徴という。
また同製品が主な対象としている消費財流通業界では、2020年以降に廃止が予定されているISDNのデジタル通信を利用したレガシーEDIが多数残っており、新しいEDIである流通BMSへの移行の必要性が高まっているとのこと。
そこでこの製品では、納品伝票出力、指定帳票出力など、流通BMSの取引開始に必要となる得意先(小売)別の運用に対応したオプション機能(得意先アダプター)を補完プログラムとして提供。煩雑な開発作業を行うことなく、迅速に流通BMSの取引を開始できるよう支援するとした。また、JCA接続、全銀TCP/IP接続といったレガシーEDI向けのオプション機能(レガシーオプション)も用意しているため、新旧EDIシステムを併用することも可能だ。
さらに、ライセンス形態として、買取型に加えてサブスクリプション型の「Biware らくらく受注 Pro 2 クラウド」も用意され、初期コストを抑えた導入にも対応する。なお、名称は「クラウド」だが同製品はオンプレミス環境で利用するソフトウェアである。
価格(以下、すべて税別)は、買い取り型のスタンドアロン製品「Standard」が23万円、サーバー/クライアント製品「Advance」が34万5000円。サブスクリプション型のBiware らくらく受注 Pro 2 クラウドは月額8000円または年額8万円。
得意先アダプターはイオン、イトーヨーカドー、ダイエーなど得意先の小売1社ごとに分かれており、買い取り型向けが5万7500円、サブスクリプション型向けが月額1000円または年額1万円。レガシーオプションは買い取り型向けが6万円、サブスクリプション型向けが月額3000円または年額3万円。