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TSS LINK、ファイル暗号化機能を業務システムに組み込めるSDKを提供

 株式会社ティエスエスリンク(TSS LINK)は5日、ファイル暗号化ソリューション「トランセーファー」製品群において、業務システムや文書管理システムにファイル暗号化機能を組み込める「トランセーファー 暗号化SDK Ver.1.0」を、同日より販売開始した。

 「トランセーファー 暗号化SDK」は、業務システムや文書管理システムに組み込み、コマンドラインでファイルを自動暗号化するソフトウェア開発キット(SDK)。システムへのファイルアップロード/ダウンロード時に暗号化SDKを呼び出し、ファイルの閲覧だけが許可され、コピーや印刷、保存、画面キャプチャを禁止するといった、利用制御されたトランセーファー形式の暗号化ファイル(AES256ビット)を作成することができる。

 ファイル形式は、Microsoft Word/Excel/PowerPointやPDF、画像、テキストなど、ビジネスでよく使われるものに対応。システム上では通常ファイルのままファイル検索を可能にしながら、ファイルをローカルへダウンロードする時だけ暗号化するなど、利用状況に応じた組み込みを行える。

 利用時は、閲覧ツールからパスワードを入力してファイルを開くだけで、コピー・印刷禁止など制御された状態になり、特別な操作がないため、ユーザーへの負担も少ないとのこと。さらに、利用端末の限定、ファイル有効期限の設定など、必要に応じてセキュリティ強度を高めることもできる。

 加えて、日本語環境以外にも対応しているので、海外拠点でのセキュリティ対策としても利用可能とのことだ。

 価格は、1台のサーバーで暗号化し、その暗号化ファイルを1000人まで利用できる「トランセーファー 暗号化SDK 1000」で50万円(税別)から。