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日立ソリューションズ、輸出管理業務支援システムをサブスクリプションモデルで販売

 株式会社日立ソリューションズは6日、企業の輸出管理業務を支援する「安全保障貿易管理トータルソリューション」について、サブスクリプションモデルでの販売を開始した。

 安全保障貿易管理トータルソリューションは、引合いから出荷までの一連のプロセスにおいて、輸出管理業務の顧客審査や品目審査(該非判定)、取引審査をワークフローシステム化し、業務効率向上を実現するシステム。

 企業名を入力するだけで、専用の「あいまい検索エンジン」が、経済産業省などの懸念顧客リストと照合し、検索結果を画面に表示する「懸念顧客検索」機能や、企業の顧客マスターと懸念顧客リストとの自動一括照合を提供する「顧客審査」機能を搭載。輸出しようとしている製品が、外為法で規制されている品目にあたるかどうかを判別する「該非判定」をすべき法令項番の抽出や、法令改正時の再審査による見落とし防止を実現する「品目審査(該非判定)」、取引リスクに応じた審査フローを定義することで、審査プロセスを簡素化(濃淡管理)する「取引審査」などの機能を提供する。

 今回、Amazon Web Services(以下、AWS)のクラウド基盤上で、同システムの標準機能を月額での提供を開始。これにより、企業は、輸出管理業務における法令遵守と業務効率向上を実現できるとしている。

 価格は月額27万円(税別)から。初期導入費用、AWS月額費用は別途必要。