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NTT-ATと米Fortinetが提携、サンドボックス製品の運用サポートサービスを提供

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)と米Fortinetは30日、セキュリティビジネスで協業すると発表した。その先駆けとして、Fortinetのセキュリティ研究専門チーム「FortiGuard Labs」と連携し、標的型攻撃など未知の脅威の検知状況のレポーティング、および検出した脅威の詳細情報を活用したSOCサービス「FortiSandboxサポートサービス」を提供する。

 Fortinetでは、標的型攻撃などに対処するためのサンドボックス製品「FortiSandbox」を提供しているが、すでに同社のUTM「FortiGate」を導入済みで、新規にFortiSandboxの導入を希望するユーザー企業からは、運用に対する不安の声が多いという。

 そこでNTT-ATでは、FortiGateやメールセキュリティアプライアンス「FortiMail」、FortiSandboxの組み合わせによる自動連携防御機能と、NTT-ATのセキュリティ技術、ネットワークオペレーションサービス(NOCサービス)で培った運用ノウハウ、最新の脅威情報をもとに提供されるFortiGuard Labsの技術サポートを組み合わせ、SOCサービスとして提供する。

 このサービスでは、FortiSandboxで検知された未知の脅威情報や、世界中で稼働しているFortiGateネットワークから収集したデータに基づき、常に最新の脅威からの防御を行っているFortiGuard Labsのトレンド分析を織り込んだ日本語レポートを提供する。また、検出内容に関する詳細情報も提供も行うとのこと。

 なお両社は、今回のサービス提供を皮切りに、ほかのFortinet製品も対象としたSOCサービスの拡大や、NTT-ATのクラウド基盤/サービスと組み合わせたセキュリティサービス拡大の検討を開始するとしている。