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東芝情報システム、漏洩対策ソリューション「Secure Protection」に共有フォルダーの自動暗号化など機能を追加

 東芝情報システム株式会社は29日、機密情報の漏えい対策ソリューション「Secure Protection」について、共有フォルダーの暗号化などセキュリティ対策の強化を実施したと発表した。

 Secure Protectionは、PC内に保存されている重要・機密情報ファイルの定期的な探索や、発見した重要・機密情報ファイルの自動暗号化を実現するソリューション。標的型攻撃や人為的ミスなどにより、万が一、ファイル流出が発生した場合でも、情報自体が漏えいすることを防ぐ。

 機能強化では、「共有フォルダー自動暗号機能」を追加。リアルタイムな暗号化の監視対象となるフォルダーにファイルが作られた場合には、リアルタイムで暗号化処理が行われる。

 また、「右クリック即時暗号機能」も追加。マウスの右クリックで表示される「即時暗号メニュー」の追加により、PC操作者が指定したタイミングで暗号化処理が行われる。これらの機能により、平文(非暗号)状態の時間を極小化することが可能になり、セキュリティ対策の強化が期待できるとしている。

 Secure Protectionでは、重要・機密情報ファイルの定期的な探索と暗号化を提供する「スタンダード」、暗号化後の追跡と後から消す仕組みまでを提供する「アドバンス」の2つのエディションを提供。スタンダードエディション(100台導入時)の価格は、1台あたり年額6500円(税別)。