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東芝情報システム、情報漏えい対策の暗号化ソリューション「Secure Protection」にデバイス制御オプションを追加

 東芝情報システム株式会社は15日、社員のPC内に保存された重要・機密情報ファイルを自動で探して暗号化する「Secure Protection」のオプション機能として、USBメモリなどの外部デバイス使用やファイル移動/コピーの制限、ログ管理を行う「デバイス制御オプション」の販売を開始した。

 Secure Protectionは、社員のPC内に保存されている重要・機密情報ファイルを自動的に検索し、暗号化するソリューション。あらかじめ指定したルールで社員のPCを定期的に探索し、重要・機密情報ファイルを発見すると、閲覧者や閲覧期間、回数の制限や印刷の可否などを設定して、ファイルを自動的に暗号化。リアルタイムで当該ファイルへのアクセス・操作ログを確認できるほか、万一ファイルが流出した場合でも“あとから消す”ことができる仕組みを備えている。

 一方、不正持ち出しなど、内部の悪意による情報漏えいをリスクとして捉える声も多いことから、こうした課題への対策として、USBメモリなどの外部デバイスを制限する機能を追加。デバイス制御オプションとして販売を開始した。

 デバイス制御オプションでは、USBメモリやPTP/MTP接続のスマートデバイスなどへのファイルの移動・コピーを制限するほか、ファイルへのアクセスやファイル名変更などのログの取得、メールに添付したログの保存(Outlook 2016/2013/2010)に対応。これにより、重要・機密情報ファイルの持ち出し行為を制限でき、情報漏えいや機密情報への不正アクセスに高い効果を発揮するとしている。

 デバイス制御オプションの価格は、1台あたり年額1200円(税別)。Secure Protectionの価格は、スタンダードエディション(100台導入時)の場合で1台あたり年額6500円(税別)。東芝情報システムでは、同製品を含むセキュリティ事業で年間10億円の売上を目標に拡販していく。