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富士通とSUSE、ハイブリッドクラウド対応製品などオープンソース製品開発・サポートで協業

 富士通株式会社と独SUSEは16日、ハイブリッドクラウド対応製品、ミッションクリティカルサポート、将来のコンテナ技術の3分野において、オープンソースコミュニティーにおける開発からマーケティング・販売まで、戦略的に協業すると発表した。

 協業では、ハイブリッドクラウドに対応したプライベートクラウド向け製品および技術を提供・強化。幅広いオープンソースベース製品で構築されたパブリッククラウドとプライベートクラウドとの相互連携を可能にする。

 また、ミッションクリティカルサポートの提供により、顧客システムの運用・保守コストを最適化。将来のコンテナ技術開発では、顧客環境の可用性・安定性をより高めることを可能にするとしている。

 富士通の江藤圭也氏(プラットフォームソフトウェア事業本部Linux開発統括部統括部長)は、「今回の協業は、両社の間で10年以上続いてきた連携のさらなる強化、そして、お客様の持つオープンソースシステムへの円滑かつ迅速なサポートサービスを提供します。また、当社は長年に渡るミッションクリティカルシステムのサポートで培った技術と経験を活かし、オープンソースコミュニティー開発を通じてお客様へ最新技術を提供します」とコメントしている。

 SUSEのフィリップ・コックレル氏(Global Alliances Vice President)は、「今回の発表は、富士通とSUSEの両社にとってすばらしい発展です。長年にわたる両社の連携が本当の意味で戦略的かつグローバルなパートナーシップに進展する事を意味します。そして、本協業により提供されるミッションクリティカルやハイブリッドクラウドソリューションはお客様のビジネス課題を解決するでしょう」とコメントしている。