ニュース

富士通とSUSE、高信頼なサポートへのニーズに応えるサポートサービス「SUSE Business Critical Linux」

 富士通株式会社と独SUSEは29日、ミッションクリティカル領域でSUSE Enterprise Linux Server(SLES)を利用する企業などに向け、プレミアムサポートサービス「SUSE Business Critical Linux」を販売を開始すると発表した。今後12カ月にわたって、富士通が独占的に提供するという。

 今回提供するサービスは、SUSEのLinuxサーバーOSであるSLESにおいて、サービスパックごとに従来最長5年までだったサポート期間を、最長8年まで拡大するもの。システムの長期安定稼働ニーズに対応することが目的で、これによりユーザーは、保守コストの最適化と、運用スケジュールに沿ったシステム導入・更改を実現しやすくなるという。

 また両社は、システム障害発生時の障害箇所の特定や迅速な復旧を実現するため、信頼性の高い24時間サポート体制を共同で構築。ユーザーへのサポート強化を図るとした。

 両社はこのサポートサービスを通じて、富士通製サーバーなどのハードウェアを含めたワンストップサービスを提供し、ユーザーのビジネスリスク低減やアプリケーションの24時間稼働、長期的なアプリケーションの安定性、メンテナンススケジュールとコストの最適化を支援するとしている。

 なお富士通では、今回のサービス提供においてSUSEをプリファードLinuxパートナーとして位置付けており、2016年11月に発表したオープンソース製品開発・サポートに関する戦略的協業に基づいて、サポートサービスを提供するとのこと。

 なお、対象となるOSは「SUSE Linux Enterprise Server 12」および「SUSE Linux Enterprise Server 12 High Availability Extension」。7月より日本国内、およびEMEIA(Europe, Middle East, India and Africa)地域からグローバルへ順次展開する。