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キヤノンMJ、健診業務を効率化する「遠隔読影インフラサービス」を提供開始

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は、医用画像クラウドサービス基盤「Medical Image Place」をプラットフォームとして、健診機関で撮影した検査画像を読影する専門の医師をつなぎ、健診機関の基幹システムと連携することで健診業務を効率化する「健診向け遠隔読影インフラサービス」を11月1日から提供開始する。

 キヤノンMJグループでは、2014年10月に「Medical Image Place」を開発し、遠隔読影インフラサービスや医用画像外部保管サービスなどを展開することで、医療画像ソリューション事業を強化してきた。

 近年、多くの医療機関が検査の多様化に対応するためX線診断装置などの検査装置を導入しているが、検査画像を診断する専門の医師(読影医師)が不足しているという課題に対応するサービスとして、キヤノンMJグループでは新たに「健診向け遠隔読影インフラサービス」を提供する。

 サービスは、健診機関から依頼されたX線撮影装置などで撮影した検査画像を、専門の読影医師が読影し、結果レポートを健診システムと連携させることができるサービス。検査画像を読影するまでのワークフローや大量データの処理を効率化する機能を実装し、シームレスに健診システムと連携することで、健診業務の生産性の向上と業務効率化を実現する。

 システム運用管理が不要なセキュアなクラウド環境下で、必要に応じたサービスを利用できるため、初期費用を最低限に抑え、導入しやすいサービスとなっている。

 キヤノンMJグループでは今後、「Medical Image Place」をプラットフォームに、キヤノン株式会社の持つ画像解析・画像処理技術や、2014年にグループ入りした株式会社AZEの3D医用画像解析技術を活用した新しいサービスを展開していくとしている。