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新日鉄住金ソリューションズ、自社クラウド上でデータ分析環境を提供する「Data Veraci@absonne」

 新日鉄住金ソリューションズ株式会社(以下、NSSOL)は27日、クラウド基盤「absonne」上でデータ分析環境「Data Veraci」を提供する、「Data Veraci@absonne」を提供開始すると発表した。手軽にデータ分析を行い、ビジネスの意思決定や新製品・サービスの開発に活用できるという。

 Data Veraciは、NSSOLが開発した、データ分析に必要なITを統合した環境。データ分析環境の速やかな準備と、データ分析作業の標準化による効率化、および遠隔地へのデータ分析支援を可能にしており、食品業界の新商品予測や海運業界のインシデント分析など、さまざまな用途で利用されてきたという。

 今回発表されたData Veraci@absonneは、ミッションクリティカルシステムでの利用を想定したマネージドクラウドサービスのabsonne上において、テンプレート化したData Veraciのインフラ環境をユーザー企業ごとに提供する。

 このため、インフラ基盤を自社で準備する必要がなくなり、投資の初期コストを抑えられるほか、申し込みから1週間程度の短期間で利用開始可能。また、1カ月からのサービス契約が可能なため、一時的な検証やスポット分析でも利用できる。

 さらに、分析ノウハウを持つデータサイエンティストが、プロジェクト立ち上げから分析結果の業務活用までの支援を行う、データ分析のプロフェッショナルサービスも用意しており、データの利活用を支援するとのこと。

 なおData Veraci@absonneは、新日鐵住金株式会社が全社共通分析プラットフォームとしてすでに利用しており、各製鉄所の生産現場で蓄積されたデータ分析技術やノウハウを結集することで、より高度なものづくりの実現を目指している。